私は子供のころから母に「姿勢が悪いから直しなさい」と言われ続けてきました。自分では正しい姿勢をとっているはずなのに、それができず、そんな自分がとても嫌でした。21歳の時、肋骨や腰の痛みが続き、病院を受診をした際に自分が側弯症だと知りました。それまで生活に支障はなかったので、自分の背骨がS字状に曲がっている写真を見たときは衝撃を受けました。しかし、手術で背骨を矯正できると知り、自分を変えるチャンスだと前向きに捉えて、手術を受けました。術後1年ぐらいは不安を伴う生活でしたが、順調に回復し、今では手術前よりも元気です!激しい運動もヘッチャラで、現在はヨガに週4回のペースで通っています。手術を受けたおかげで、美しい姿勢でいられるようになり、自分に自信が持てるようになりました。毎日がとても楽しいです。私の経験が、同じ側弯症の患者さんのお役に立てると嬉しいです。
私は、中学2年の3月、春休み中に側弯症の手術を受けました。私の背骨はS字型に曲がっており、ぱっと外から見ただけでは、肩の高さもそんなに違いはなく、自分で気づくことはできませんでした。私が側弯症だと気づいたのは、中学の時の部活中に友達から背中の肉付きすごい違うねと友達から指摘された時でした。その時はまだ自分は少し姿勢が悪いだけだとしか思っていなくて、親と話して病院に行ってみようとそんなに重くは捉えていませんでした。手術が決まって、入院するまで大学病院に学校の帰りに通っていたときは、毎回憂鬱で、病院に行かなければいけない日は、いつもは思わないけど、ずっと学校にいたいと思っていました。
入院してから手術までの1週間はあっという間でした。全身麻酔で手術を受けて、手術後は1時間に1回の痛み止めも、20分もたたないうちに切れてしまって、痛みに耐えられず、ずっと泣いていたのを今でも覚えています。手術の後は2週間くらいで退院して、学校にも通えるようになりました。5月にあった修学旅行も手術前は諦めていましたが、友達や先生が協力してくれて楽しく参加することが出来ました。1番嬉しかったのは、3年最後の部活の試合で私はそれまでずっと応援やサポートをしていたのですが、仲間が「今まで一緒にやってきたんやから、最後くらい負けてもいいから試合に出てみん?」と声をかけてくれたことです。結果は負けてしまったのですが、今までで1番頑張れたし、手術から半年でここまで回復できたというのがとても嬉しかったです。
手術から5年経って、今は社会で事務員として働いています。最初は原因不明といわれ、初めての手術で不安で仕方なかったのですが、関先生をはじめ、大学病院の看護師さんやいろんな先生に助けられて今は何不自由なく過ごしています。今から手術を受ける方は5年前の私のように不安でいっぱいだと思います。そんな方が私のこの体験記を読んで少しでも勇気を持ってくださったら嬉しいです。
私は小学校高学年の時に側弯症だとわかりました。S字に曲がった背骨のレントゲンをみてびっくりしましたが、腰痛や肩こりもなく日常生活に支障をきたすことはありませんでした。しかし、どんどん進行してしまい、一度大学病院で診てもらうことを勧められました。そこで先生の話を聞き、手術をして真っすぐに背骨を戻したいと強く思いその場で手術を決めました。不安もありましたが、辛かったコルセットをつけた生活から解放されると思うとうれしくて手術後にしたいことばかり考えておりました。
手術は中学校2年の春休みに行いました。術後は目が覚めてすぐは、ほとんど痛みがなく、家族とも会話ができました。しかし夜中に麻酔が切れてからは背中の痛みがひどくて一睡もできず地獄のようでした。手術後1日目は、痛み止めもあまり効かなくて声を出すことも背中に響いて辛かったです。日に日に痛みは治まり4日目あたりからベットの背を起こして仰向けでいられるようになり、歩行器を使って歩けるようになりました。鏡で自分の姿を見たときに、体が真っすぐになっていて感動したことを今でも忘れません。身長が4センチも伸びていて視界が一気に変わりました。
新学期から学校に登校しました。学校に行ったら友達が突然大きくなった私を見て驚いていましたが、同時に羨ましがられました。6月には、部活動の陸上の大会に出場できました。手術前に比べ体力は落ちていましたが、ここまで回復できるとは思ってもいませんでした。見た目で誰も私が手術後の身体ということはわかりませんし、手術による傷痕も今では薄くなりました。何より背骨がほぼ真っすぐになったと自信が持てるようになり、すごくうれしかったです。今は当たり前になっておりますが、普通に生活が遅れることに対してのありがたみを感じます。手術後のことは全く想像がつかなくて不安でしたが、やはり手術をして良かったです。