私は中学2年生のときに側弯症と診断されました。診断されてからの6年間、自分の中で側弯症が気がかりで、もう悩みたくないと思い、手術をすることにしました。更に酷くなってからするよりも、今したほうが腰に可動域を残せるというメリットもあったからです。
手術をしている人は意外と多く、私たちのために研究している人、支えてくれる人も大勢いることに気が付きました。だからひとりじゃないし、現代医療も発達しているから、そんなにマイナスに捉える必要はなかったと思います。今は手術も良い治療法のひとつだと思っています。
先生方や看護師さんにしてもらったこと、かけてもらった言葉は忘れないし、忘れられません。高校生のとき、看護の進路に進むのを辞めてしまいましたが、今また看護学生になるために勉強中です。私もあのとき元気を与えてくださった看護師さんみたいになれるよう、頑張ります。

15歳の時、ふと鏡を見て左右のウエストのくびれに大きな差があることに気が付きました。

大したことはないだろうと思いながらも病院で診てもらったところ、突発性側弯症と診断されました。
聞きなれない病名に加えて初めての大きな手術、大きな不安と術後の痛みに少し苦しみましたが、ずっと献身的に支え助けてくださった先生や看護師さんのおかげで無事に乗り越えることが出来ました。
数年経った今でも年に一度のペースで先生に診てもらっていて、毎日を何の心配もなく“普通に”暮らせていることがなによりも幸せです。
あの時、自分の身体の異変を放置することなく、きちんと病院で診てもらって良かったなと思います。

私は中学3年性の時に側弯症であることが分かり、夜寝る時だけコルセットをつけてました。しかし、少しずつ進行していき19歳の時に手術を受けました。術後は痛みや違和感でなかなか寝れない日もありましたが、少しずつ動けるようになり、身体が真っ直ぐになった姿を見てとても嬉しかったです。退院してから2週間くらいで学校にも行くことができました。また、コロナ禍での手術で面会ができず心細かったですが、先生や看護師さんの温かい言葉に救われました。
現在は手術して1年経ちましたが手術前と変わらない生活を送ることができており、手術して良かったです！

私は高校1年生の夏に手術を受けました。ハンドボール初めて間もなく、みんなに置いて行かれる焦りと我慢の葛藤の日々でした。しかしその後は手術による不便を大して感じることはありませんでした。大学時代は、無理をすると肩こりや腰痛、全身の疲労を感じることがありました。しかし、ストレッチを欠かさず行い、目標であるリーグの得点ランキングにランクインできました。私の経験から言えることは、手術によって何事も諦めることはないということです。

手術後の自分の体と向き合えば、周囲とほとんど変わらない生活ができると考えます。これから手術を迎える、手術をし たという方は、様々な思いから不安を抱えることもあるかと思います。そのような不安に対して、少しでも「楽に考えていいんだよ！」とお伝えできるとうれしいです。

私が脊椎側湾症だと診断されたのは中学の頃でした。当時はまだ角度が浅く、コルセットを装着して眠るという対策は講じていたものの、歳を重ねるにつれ症状は悪化し、角度は40度まで大きくなりました。この頃は腰の痛みのせいで10分も立っていられなかった気がします。お医者さまとの相談を何度も重ねた結果、手術するという選択をとりました。骨が完全に成長しきる前、つまり10代のうちに手術した方が矯正がより効果的であり、且つ術後の復帰もより早くなるという点を魅力的に感じたためです。もちろん手術に対する恐怖心も持っていましたが、これを乗り越えればきっと負担が軽減し今後の人生もより豊かなものとなるはずだと信じて臨みました。

お医者さまが仰っていた通り、術後3日間は痛みに苦しみました。しかしそこを耐え凌げば回復までそう遠くはありません。

私は現在術後2周年を迎えようとしています。お陰様で痛みに悩まされる事なく普通の生活することができています。スカートを履いた際に左右の高さのズレに悩まされる事も無くなりました。私は幼い頃から水泳を続けてきた身ですが、術後わずか1カ月ほどで泳ぐこともできましたし、現在も趣味として泳ぎ続けています。術後も変わりなく過ごせていることに感謝の気持ちで一杯です。

うちの娘は、中2の時に側弯症と診断され、約1年ほど装具（就寝時のみ装着）で経過を見ていましたが、中学卒業後の春休みに手術をしました。もっと早く手術をしたほうがいいだろうか？高校生になってからではどうだろう？といろいろと考えてみましたが、本人の思いを一番尊重しました。

退院後すぐに新生活がスタートし、術後間もない身体で大丈夫なのかと心配は尽きませんでしたが、5か月後にはオーストラリアにホームステイに行ける程元気になりました。2年経過した今でも不調なく過ごしています。