私が脊椎側湾症だと診断されたのは中学の頃でした。当時はまだ角度が浅く、コルセットを装着して眠るという対策は講じていたものの、歳を重ねるにつれ症状は悪化し、角度は40度まで大きくなりました。この頃は腰の痛みのせいで10分も立っていられなかった気がします。お医者さまとの相談を何度も重ねた結果、手術するという選択をとりました。骨が完全に成長しきる前、つまり10代のうちに手術した方が矯正がより効果的であり、且つ術後の復帰もより早くなるという点を魅力的に感じたためです。もちろん手術に対する恐怖心も持っていましたが、これを乗り越えればきっと負担が軽減し今後の人生もより豊かなものとなるはずだと信じて臨みました。
お医者さまが仰っていた通り、術後3日間は痛みに苦しみました。しかしそこを耐え凌げば回復までそう遠くはありません。
私は現在術後2周年を迎えようとしています。お陰様で痛みに悩まされる事なく普通の生活することができています。スカートを履いた際に左右の高さのズレに悩まされる事も無くなりました。私は幼い頃から水泳を続けてきた身ですが、術後わずか1カ月ほどで泳ぐこともできましたし、現在も趣味として泳ぎ続けています。術後も変わりなく過ごせていることに感謝の気持ちで一杯です。
私は中学生の時に側弯症と言われましたが、それほどひどくなく、コルセットはしていませんでした。その後はいろいろ日常生活を日々忙しく送りながら過ごしていましたが、30歳ごろに背中のでっぱりが気になり始めその後はどんどん悪くなるばかりでした。
腰の痛みや特に疲れがひどくなるようになり40歳になったときに手術を考えました。富山大学の関先生を紹介していただき、手術することを決めました。コルセットなどを外しても痛みはなく、まっすぐになった自分の体を見て満足しています。お世話になった先生方や看護師の皆様に感謝申し上げます。